10月、メジャーリーグはポストシーズンの真っ只中です。そんな中、野球ファンの心をあたたかくするニュースが届きました。ドジャースの岩手県出身・佐々木朗希投手(24)が、今年11月に、自身も被災した東日本大震災の被災地で、初めて少年野球大会を開催するというものです。 web
世界最高峰の舞台で戦う選手が、故郷の子どもたちのためにグラウンドを用意する。派手な活躍の陰にある、こうした「支える側」の動きに、私は胸が熱くなりました。
実は、夜のお店で働く店舗スタッフも、まさに「支える側」の仕事です。今回は、あまり表に出ることのない、けれど店にとっていちばん大切なこの仕事の魅力をお伝えします。
■ 店舗スタッフは、お店の「土台」
キャバクラやラウンジ、クラブといったお店では、華やかなキャストの活躍が目立ちます。しかし、その舞台を整えているのは、黒服をはじめとする店舗スタッフです。
具体的な仕事は、次のようなものです。
開店前の準備(清掃、セッティング、備品の確認)
お客様のご案内、席の調整、ドリンクやフードの提供
お会計や、予約・来店状況の管理
キャストのフォローや、困りごとの相談対応
送迎、トラブルへの初期対応
閉店後の片付けと、翌日の準備
お客様が心地よく過ごせるのも、キャストが安心して働けるのも、スタッフが目配り、気配り、心配りを重ねているからです。主役ではなくても、「あの人がいるから、この店は安心」と思われる存在になれる。それが、この仕事のいちばんの魅力です。
■ 「受けた支え」を、次の世代へ
佐々木投手のニュースで特に印象的だったのは、世界で活躍する選手が、「次の世代」に目を向けているところです。
店舗スタッフの世界にも、同じ循環があります。最初は右も左もわからない新人も、先輩に教わりながら成長します。やがて自分が先輩になり、今度は新人に教える側になる。この「教わる、成長する、教える」という流れが、お店の雰囲気や強さをつくります。
求人を探している方には、ぜひ「誰が教えてくれる環境か」を見てほしいと思います。研修が整っているか、わからないことを気軽に聞ける空気があるか。未経験からのスタートなら、これは給与以上に大切なポイントです。
■ 未経験から、店長候補への道
「夜の仕事は経験者しか無理でしょう?」と、よく言われます。でも、実際は未経験からスタートするスタッフも多く、活躍している人は少なくありません。
必要なのは、特別なスキルではなく、次のような基本姿勢です。
時間を守る
挨拶や言葉づかいを丁寧にする
人の話をきちんと聞ける
周りをよく見て、先に気づける
「ありがとう」「すみません」が素直に言える
この5つが当たり前にできる人は、実はどの業界でも貴重です。だからこそ、お店では重宝されます。
キャリアの流れの一例としては、見習いから黒服、そして主任や幹部、店長、さらには複数店舗の統括へ、と進んでいけます。お店によっては、独立や新店の立ち上げに関わるチャンスもあります。成果や責任に応じて役割と待遇が変わる世界なので、頑張りが形になりやすい仕事だと言えます。
■ 「お店は街の一部」という誇り
夜のお店は、仕事帰りのお客様が肩の力を抜く場所であり、同時に、多くのキャストやスタッフの生活を支える職場でもあります。街の経済や、人と人とのつながりの一部を担っている、という自負を持って働くスタッフは、実際にたくさんいます。
日々の仕事の中に、こんな瞬間があります。
緊張していた新人キャストが、少しずつ笑顔になっていく
初めて来店したお客様が、数ヶ月後に「ここに来ると落ち着く」と言ってくれる
忙しい週末を、チームで乗り切った後の達成感
派手ではないけれど、確かな手応えがあります。見えないところで誰かの夜を守る。それがスタッフの誇りです。
■ 後悔しないために、応募前に確認したいこと
新しい仕事に踏み出すからこそ、安心して働ける環境かどうかを、しっかり見極めてください。次の点は、面接や見学のときに遠慮なく聞いて大丈夫です。
給与の計算方法、残業、休日、各種手当を、事前にきちんと説明してくれるか
雇用形態や契約内容を、書面など明確な形で示してもらえるか
研修の内容や、最初の数ヶ月の流れを具体的に教えてくれるか
社会保険や福利厚生など、働く環境が整っているか
年齢確認や法令遵守など、ルールを大切にするお店か(働けるのは18歳以上、お店のルールにも従います)
現場のスタッフの雰囲気や、離職の状況を率直に話してくれるか
これらに誠実に答えてくれるお店は、働く人を大切にしているお店です。反対に、質問をはぐらかされたり、曖昧な返事が続いたりする場合は、一度立ち止まって考えてみてください。
■ 最初の一歩は、見学や面談から
佐々木投手の少年野球大会は、11月に開かれる予定だと伝えられています。ひとつの大会が、そこに集まる子どもたちの思い出や、「野球っていいな」という気持ちを育てていく。それは「支える側」だからできる、大きな仕事です。
店舗スタッフの仕事も、本質は同じです。目立たなくても、誰かの「いい夜」を、毎日つくっている。そのやりがいを、ぜひ実感してみてください。
いきなり決める必要はありません。まずは見学、面談、お問い合わせだけでも大丈夫です。雰囲気を見て、話を聞いて、納得してから決めてください。あなたの「支える力」を、必要としている現場がここにあります。
こちらからお問い合わせください。