セクキャバ嬢の社会的地位について!水商売で働く女性はクレジットカードを作れるの?
セクキャバ嬢など、水商売で働いている女性は、OLさんなどの一般の昼職と比較すれば、かなり高収入な職業と言えますよね。そもそも、セクキャバやキャバクラ、風俗などの夜職業界で働くのは、高収入が得られるというメリットがあるからで、「若いうちにたくさんお金を稼いでおきたい!」と考えて、水商売を選ぶ人が増えていると言われています。
それでは、一般のお仕事よりも高収入が得られる水商売女子は、社会的地位に関してどのような扱いを受けるのでしょうか?一般的に、「高収入=社会的地位が高い」というイメージですし、一般職で働く女性よりは社会的地位も高いと考えてしまう方が多いことでしょう。
答えから言っておきますが、こういった考えを持っているのであれば、大きな間違いですよ。と言うのも、セクキャバ嬢のように、他の女性よりも高収入を得ているはずの女性なのに、クレジットカートや賃貸住宅の審査に落ちてしまうのがこの業界で働く人なのです。
この記事では、日常生活で社会的地位が必要になる場面において「水商売」がどのような影響を与えるのかをご紹介します。
水商売女子の社会的地位が低い理由
それでは、水商売女子の社会的地位が低くみられてしまう理由について考えていきましょう。
まず、水商売女子の社会的地位が低くみられてしまう理由として、お店の正社員として雇われているのではなく、個人事業主(フリーランス)という立場で契約するというのが大きな要因です。これは、水商売に限った話ではないのです、会社勤めで固定給が入るサラリーマンと比較すれば、個人事業主は「収入が不安定」とみなされてしまう訳です。さらに、キャバ嬢やセクキャバ嬢、ホステスなどは、業界特有の理由などもあり、どうしても信用度が低くなってしまうと言われています。以下でもう少し詳しくその理由をご紹介しておきます。
比較的若い人が多い
水商売で働く女性は、10代後半から20代と、比較的若い年齢層の方が多いですよね。この業界は、お客様から若さが求められるケースも多いので、働く分には非常に有効です。
しかし、社会的な信用度で考えると、「社会人経験が短い(勤続年数が短い)」という判断になり、さらに過去の金融機関との取引実績などが無いことから、判断材料が少なすぎて「信用度が低い」となるのです。
一般的に、クレジットカードを作る、ローンを組むという場合、信用情報機関にある情報を確認します。そして「事故情報があればマイナス審査になる」というイメージでしょうが、実は全く取引実績がないということもあまり良くないのです。この状況は、金融機関からすれば「判断できない」という認識になるため、審査などが通りにくくなるのです。
無職とみなされる状態の人が多い
セクキャバなどで働く水商売女子は、自分で確定申告をしなければいけません。しかし、水商売で働いていて、実際に確定申告をしている人は、全体の約1割と言われるほど少ないのです。
なお、例外として所得税に限り源泉徴収という形でお店を介して納税しているため、確定申告をしなくても脱税にはならないのですが、年間の収入を申告する確定申告で何も申告していないという状態は、「収入が無い」という状態であり、公的機関からすれば無職状態とみなすわけです。
水商売で働いていて、本当は会社勤めの人よりも収入があるのに…と思っても、それを申告していなければ、公的機関は無職と扱うしかないですよね。クレジットカードや各種ローンの審査で無職と言うのは致命的な欠点として扱われ、審査に通ることは難しいです。
「長続きしない業界」とみなされている
これは、賃貸住宅を借りようとしたときの入居審査で多いです。キャバ嬢として働いている方で、年収なども会社勤めの人よりも多く報告していたのにもかかわらず、入居審査で落ちてしまう…と言うケースが珍しくありません。
住宅ローンの審査などであればある程度納得できるものですが、「この収入があるのに、なんで賃貸の入居審査で落ちるわけ?」と疑問に思ってしまう方も多いです。これに関しては、水商売は「長続きしない」と言う偏見を持たれているのが非常に大きな理由です。いくら高額な月収があったとしても、それが一時的なものであれば賃貸住宅の家主からすれば、部屋を貸すわけにはいかないですよね。実際に、水商売の女性に部屋を貸し、家賃を滞納されてしまったというケースは少なくないようですので、このような扱いになるのでしょう。
水商売で働くときの注意点について
それでは、クレジットカード・各種ローン・賃貸の審査について、水商売で働いているということが、どのように影響するのかをご紹介していきましょう。クレジットカード
クレジットカードは、年収や勤続年数といった属性情報が審査で重要視されます。ただし、最も重要視されるのが『収入』と『金融事故歴の有無』だと言われています。
収入に関しては、『収入がある』『安定継続収入がある』『一定額の安定継続収入がある』など、大まかに分かれていて、「アメリカン・エキスプレス」「ダイナースクラブカード」また、各カード会社の「ゴールドカード以上」になると、非常に審査が厳しくなりますので、水商売の女性だとなかなか審査に通過しないと言われています。
ただし、各カード会社のスタンダードカードであれば、過去に金融事故が無ければ普通に作れると思います。特に、「ヤフーカード」「楽天カード」「流通系カード」などは、審査が比較的甘いと言われているので、水商売でも問題ないでしょう。
カードローン(キャッシング)
キャッシングについては、銀行と、信販会社、消費者金融では少々事情が異なります。
「消費者金融」「信販会社」からの借り入れになると「総量規制の対象」になるので、年収の1/3以上の借り入れはできません。そして、これらのキャッシングを利用する場合、年収を証明する書類の提出を求められます。つまり、確定申告をしていて、収入があることを証明することができるのであれば、水商売で働いていることは特に不利に働くことはありません。
銀行での借り入れに関しては、総量規制の対象外ですので、理論上は借り入れできるのですが、その他の審査をかなりしっかりと行いますので、銀行の方がよほど厳しいと思います。
賃貸契約
部屋の貸し出し条件は、管理会社や大家さんの意向が大きく反映されています。一般的には、「水商売は一時的に高収入があるけれど、長続きしない」というイメージがあることから、職業欄にキャバ嬢、セクキャバ嬢などと記載すると、年収が十分にあっても入居審査を落とされてしまう場合があると言われています。
ただし、物件によっては「水商売可」などと記載された物件があり、こういった物件なら水商売が不利に働くことはありません。なお、繁華街にある不動産会社などは、水商売で働く人を対象に営業している場合があるので、そういった不動産会社に相談するのが手っ取り早いと思います。
これからも分かるように、賃貸契約は、水商売が致命傷になることもあるけれど、何の不利もないという場合もあるという両極端な感じです。
まとめ
今回は、これからセクキャバ嬢のような水商売で働いてみようかなと考えている方に向け、クレジットカードや賃貸契約を結ぶ場合の社会的信用度についてご紹介してきました。
この記事でご紹介しているように、水商売で働く女性については、高収入が得られるものの「長続きしない」というイメージがあることから、より収入が低いはずの会社勤めの人より信用度が低くなってしまう場面が多いです。もちろん、確定申告などをきちんとしていれば、公的に収入が高いという証明が出来ますので、この限りではないのですが、全体の1割程度しかしないという状況のため、全体として信用度が低く見積もられているのかもしれませんね。
ただし、どのような項目にしても、抜け道のようなものは用意されているので、「水商売で働くと何かと面倒そう!」とは考えなくて良いと思いますよ。特に、Wワークで水商売をするという方であれば、昼職の方を報告すれば良いだけですので、各種審査に何の影響も出ないと思います。