ローディング中...

「え、また海外旅行行ってるやん……」
日曜日の夜、ベッドに寝転びながらInstagramを見ていた。
大学時代の友達が投稿していたのは、韓国旅行の写真。
おしゃれなホテルに泊まって、可愛いカフェで写真を撮って、ブランドのバッグを持って楽しそうに笑っている。
ストーリーには「自分へのご褒美♡」の文字。
思わず、自分の銀行口座を開いた。
残高、28,430円。
次の給料日まで、あと12日。
「……いや、無理やろ」
思わず声が出た。
私は24歳、大阪で一人暮らしをしている普通の会社員。
手取りは約20万円。
家賃、光熱費、携帯代、食費、奨学金の返済。
毎月ちゃんと働いているはずなのに、給料日から2週間も経つと、お財布の中はいつも寂しくなっている。
別に贅沢しているつもりはない。
毎日ブランド品を買っているわけでもないし、高級レストランに行くわけでもない。
むしろコンビニでお弁当を買うときですら、値段を見て少し悩む。
カフェに行きたいと思っても「家でコーヒー飲めばいいか」と諦める。
美容院に行くのも、できるだけ先延ばし。
ネイルなんて、もう3か月以上していない。
それなのに、Instagramを開くと同世代の女の子たちはキラキラして見える。
旅行、エステ、ブランドバッグ、おしゃれなレストラン。
「みんな、どうやってそんな生活してるん?」
そんな疑問ばかりが頭に浮かんでいた。
ある日、久しぶりに友達3人でご飯に行った。
みんな同い年の24歳。
最初は仕事の愚痴や恋愛の話で盛り上がっていたけれど、途中から美容の話になった。
「最近、美容医療に月5万円くらい使ってる」
「私も肌管理始めた!やっぱり全然違うで」
「来月は韓国で美容クリニック行く予定!」
楽しそうに話す友達の横で、私は笑いながら相づちを打っていた。
でも、心の中ではずっと思っていた。
「美容に月5万円って、私の生活費やん……」
友達が悪いわけじゃない。
ただ、同じ24歳なのに、こんなにも自由に使えるお金が違うことがショックだった。
帰り道、電車の窓に映った自分の顔を見た。
少し伸びたプリンの髪。
最近買っていない洋服。
疲れた表情。
「私、何のために毎日働いてるんやろ」
仕事が嫌いなわけではない。
職場の人間関係も悪くない。
でも、朝から夕方まで働いて、帰宅して、寝る。
その繰り返し。
毎日頑張っているのに、自分のために使えるお金がほとんど残らない。
旅行に誘われても、最初に考えるのは予算。
欲しい服を見つけても、最初に確認するのは値札。
友達から「今度ユニバ行こう!」と誘われても、楽しみより先にお財布の心配をしてしまう。
そんな自分が、少し嫌になっていた。
「まだ24歳やのに、こんなに我慢ばっかりでいいんかな?」
その日、私は初めて真剣に副業を探し始めた。
スマホで「大阪 女性 高収入 アルバイト」と検索する。
カフェ、居酒屋、イベントスタッフ、コールセンター。
いろいろ調べたけれど、本業が終わってから何時間も働くことを考えると、体力的にも時間的にも厳しそうだった。
そんなとき、検索結果に出てきたのが「セクキャバ求人」だった。
正直、最初は抵抗があった。
夜のお店で働いた経験はゼロ。
そもそもセクキャバがどんな仕事なのかも詳しく知らない。
「私みたいな普通の女の子でも働けるん?」
「お酒が弱いけど大丈夫?」
「お客さんと連絡先交換しなあかんのかな?」
「嫌なことがあったら断れるんやろか?」
不安ばかりだった。
それでも、求人情報を見ているうちに、少しずつ考え方が変わっていった。
大阪のVIVIDCREW GROUPの求人ページには、私が心配していたことへの回答が書かれていた。
週1日、3時間から相談できる自由なシフト。
お酒を無理に飲む必要はない。
お客さんとの連絡先交換は禁止。
営業LINEも、同伴も、アフターも必要ない。
ノルマなし。
待機中の時給カットもなし。
「え、思ってた働き方と全然違う……」
もちろん、セクキャバは一般的な飲食店とは仕事内容が違う。
女性としての魅力を生かしながら、お客様との会話や、お店で定められた範囲の接客を行う仕事。
楽なことばかりではないだろうし、向き不向きもあるはず。
でも、知らないまま怖がるより、一度きちんと話を聞いてみたい。
そう思い、思い切って応募してみた。
面接の日。
正直、めちゃくちゃ緊張していた。
派手な女の子ばかりだったらどうしよう。
経験がないことで嫌な顔をされたらどうしよう。
そんなことを考えながらお店に向かった。
でも、実際に面接で仕事内容やルールを説明してもらうと、少し安心した。
特に印象に残ったのは、無理なことは無理と伝えていいという話だった。
女性が安心して働くためのルールがあり、困ったときにはスタッフに相談できる。
給与の仕組みやシフトについても確認し、分からないことは質問した。
「まずは本業に影響が出ない範囲でやってみよう」
そう決めた。
初出勤の日。
緊張で手が冷たくなるほどだった。
接客なんて、居酒屋のアルバイトを少し経験したくらい。
初対面の男性と何を話せばいいか分からなかった。
でも、最初のお客様は意外にも気さくな人だった。
「今日初めてなんです」
そう伝えると、
「そうなんや。緊張するよな」
と笑ってくれた。
仕事の話、休日の過ごし方、最近ハマっているアニメの話。
気づけば、普通に会話を楽しんでいる自分がいた。
もちろん、毎回こんなにスムーズにいくわけではない。
話題が見つからず困ることもあるし、接客の難しさを感じる日もある。
でも、少しずつ仕事の流れを覚え、先輩やスタッフに相談しながら、自分なりの接客スタイルを見つけていった。
そして、何より大きかったのは、自分で使えるお金が少しずつ増え始めたこと。
最初の頃は、本業と両立できるよう無理のない範囲でシフトを組んだ。
仕事帰りに数時間だけ。
予定のない休日に少しだけ。
収入は出勤時間や接客状況によって変わるけれど、それでも私にとっては大きな変化だった。
ある日の帰り道。
駅前のドラッグストアで、ずっと気になっていた美容液を見つけた。
値段は6,800円。
以前の私なら絶対に迷っていた。
「今月は我慢しよ」
そう言って棚に戻していたと思う。
でも、その日は違った。
「これ、買ってみようかな」
久しぶりに、自分が欲しいと思ったものを自分の意思で買えた。
たった一本の美容液。
それなのに、すごくうれしかった。
それから少しずつ、生活が変わっていった。
ずっと後回しにしていた美容院に行った。
久しぶりにネイルもした。
休日には友達とランチに行って、値段を気にしすぎず好きなメニューを選べた。
そして、以前から欲しかった洋服も買った。
高級ブランドを何個も買えるようになったわけではない。
でも、毎日の小さな我慢が減っていった。
何よりうれしかったのは、給料日前の不安が以前より軽くなったことだった。
以前は、家賃の引き落とし日が近づくたびに銀行残高を確認していた。
今は、生活費を確保しながら、少しずつ貯金もできるようになった。
そんなある日、友達からLINEが届いた。
「来月、韓国旅行行かへん?」
以前の私なら、きっとこう答えていた。
「ごめん、今月お金なくて……」
でも、そのときは違った。
旅行に必要なお金と、生活費を確認してから返信した。
「行きたい!日程合わせよ!」
送信ボタンを押した瞬間、思わず笑顔になった。
ずっとInstagramで眺めるだけだった海外旅行。
いつか行けたらいいなと思っていた場所。
それが、自分の予定として少しずつ現実になっていく。
「私も、こういうことがしたかったんや」
そのとき、やっと気づいた。
私はお金持ちになりたかっただけじゃない。
好きなことを、お金がないという理由だけで諦めたくなかった。
友達と旅行したい。
可愛い服を着たい。
美容にお金をかけたい。
将来のために貯金もしたい。
そして、自分のことをもっと好きになりたい。
欲しかったのは、そんな普通の自由だった。
もちろん、セクキャバで働けば誰でも簡単に高収入を得られるわけではない。
接客の仕事だからこその気遣いや大変さもある。
お店のルールを理解し、自分に合った働き方を選ぶことが大切。
でも、私にとっては、選択肢を増やすきっかけになった。
もし、あの日「怖いから」と何も調べずに諦めていたら。
今もきっと、Instagramを見ながら友達を羨ましがっていたと思う。
そして、「来月こそ貯金しよう」と言いながら、同じ生活を繰り返していたかもしれない。
20代の時間は、思っているより早く過ぎていく。
気づけば25歳。
そして27歳、29歳。
仕事を頑張ることも大切。
堅実に生活することも大切。
でも、若い今だからこそ楽しみたいことだってある。
海外旅行、ファッション、美容、趣味、友達との時間。
その全部を叶える必要はない。
ただ、お金がないという理由だけで、自分の可能性を最初から諦めるのはもったいないと思う。
もし今、毎月の給料日前にため息をついているなら。
もし今、SNSのキラキラした友達を見て落ち込んでいるなら。
もし今、「もっと自由に使えるお金が欲しい」と感じているなら。
一度、今の働き方を見直してみてもいいのかもしれない。
VIVIDCREW GROUPでは、20代の未経験女性も応募できるキャスト求人を行っている。
週1日・短時間からの勤務相談ができ、ノルマや営業LINE、連絡先交換の負担もない。
顔出しを避けたい方や、本業と両立したい方も、希望する働き方を面接で相談できる。
給与や待遇、接客内容についても、応募前や面接時にしっかり確認してほしい。
最初から完璧である必要はない。
特別な会話術がなくても、経験がなくても、まずは仕事内容を知るところから始められる。
自分に合うと思えば挑戦すればいいし、合わないと感じたら別の道を選んでもいい。
大切なのは、自分自身で納得できる選択をすること。
数か月前の私は、残高28,430円のスマホ画面を見て落ち込んでいた。
でも、今は次の旅行先を調べながらワクワクしている。
毎日が劇的に変わったわけじゃない。
それでも、「どうせ無理」と諦めることが少なくなった。
欲しいものを買う楽しさ。
友達と予定を立てる楽しさ。
少しずつ貯金が増える安心感。
そして、自分の頑張りで生活を変えていけるという実感。
24歳の私が本当に欲しかったのは、そんな毎日だった。
「今月もお金がない……」
そうつぶやく日々から、そろそろ抜け出したい。
次にInstagramで海外旅行の写真を投稿するのは、あなたかもしれない。
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