セクキャバで働くなら身分証は必須です!「身分証不要」と言っているお店は実は危ない!
今回は、セクキャバなど、「ナイトワーク業界で働いてみようかな?」と考えている方に向けて、絶対に抑えておいてほしいポイントについてご紹介します。
昔から女性が稼ぐためのお仕事として人気のセクキャバなどのナイトワークですが、実際に入店を考えてお店に連絡した時には、「面接の際に身分証を必ず持ってきてください。」と言われ、写真付きの履歴書を提出するのに、なんでわざわざ身分証を用意しないといけないのかな…と疑問に思ってしまう人も多いと耳にします。さらに、身分証は「パスポートが一番良いです」などと言われると、何か悪いことに使われそうで、身を構えてしまう…という人もいるかもしれません。
このような状況の中、ナイトワーク業界の中でも「うちは身分証が無くても働けますよ」などと言っているお店もあると言われており、手っ取り早く入店するためにそういったお店の面接に行ってしまう女性も多いそうです。しかし、実際には、セクキャバなどのナイトワークで働く場合、『法律』で身分証の提出が定められているのです。つまり、身分証の提出を求めていない店舗に関して言えば、女性のことを考えている優しいお店なのではなく、違法状態で女の子を無理矢理集めている非常に危険なお店だと判断しなければいけないのです。
今回は、セクキャバなどで働こうと思った場合に、「なぜ身分証が必要なのか?」ということについてご紹介します。手軽だからと、身分証不要のお店を選んでしまうと、後々えらい目に合うかもしれませんので、この記事の内容は頭に入れておきましょう!
ナイトワーク業界の言う『身分証』とは?
それではまず、セクキャバなどのナイトワーク業界で言う『身分証』がどのようなものなのかをご紹介しておきましょう。一口に身分証と言っても、業界によって必要な情報が変わりますので、提出を求められるものが変わってしまうのです。
一般的な身分証の定義は、「社会生活上、人の本人性や法的資格を示すために用いられる文書」のことを指しており、官公庁や学校、会社などの公的機関が発行する証明書がこれに当たります。ちなみに、さまざまな業界で利用できる身分証は以下のようなものとなります。
☑ 運転免許証
☑ パスポート(旅券)
☑ 健康保険被保険者証
☑ マイナンバーカード
☑ 住民基本台帳カード(住基カード)
☑ 学生証
上記のように、公的機関が発行する証明書で「氏名・住所・生年月日・性別・顔写真」など、個人を特定できる情報が記載・貼付されたものが身分証たり得るものとなるのです。ちなみに、2000年以降は、「身分」という言葉が身分制度や社会的な序列を示す言葉として捉えられるなどと言う批判もあったため、身分証という呼び方ではなく「本人確認書類」や「お名前とご住所の分かる公的なもの」などと表現されることが増えています。
なお、セクキャバなどのナイトワーク業界では、『顔写真』が貼付された身分証の提出を求められることとなります。
ナイトワークで『身分証』が必要な理由は?
それでは本題に入り、セクキャバなどのナイトワークで働く場合に、「身分証を必ず持ってきてください」と言われる理由をご紹介していきましょう。
面接を受けるだけなのに、身分証を出せと言われると、面倒に感じてしまう人もいるでしょうし、何より「悪用されないかな…」と不安に思ってしまう人もいるでしょう。しかしセクキャバなどが、入店する女の子の身分証の提示を求めるのは、「あなたの年齢が本当に18歳以上なのか知りたい」というのと、風営法により「お店の従業員名簿は保管しておく義務がある」という理由からなのです。
こういった理由を知らなければ、ナイトワークのお店だし身分証を悪用されるかも…お店に自分の住所や本籍地まで知られたくない…などと言った理由で、不安に思うかもしれませんね。しかし、セクキャバ側からすれば、法律で保管しておかなければならないと義務付けられているので、提出してもらえない場合は『雇うことができない!』のです。つまり、あなたがいくらお金を稼ぎたいと考え、セクキャバの入店を希望しても、身分証の提出を拒めば、まともなお店なら入店を拒否してしまうのです。
逆に言えば「うちは身分証が無くても問題ないですよ」などと言っているお店は、法律で定められていることを無視しているわけですので、その時点でまともなお店ではないという訳です。違法状態で女の子を雇おうと考えるようなお店こそ危ないと考えた方が良いでしょう。
ちなみ、ナイトワークのお店が、女の子の身分証を悪用するなんてことは一切ありませんので安心しましょう。
ナイトワークで提出する『身分証』の種類
それでは、セクキャバなどのナイトワークで提出を求められる『身分証』とはどのようなものかも簡単にご紹介しておきましょう。前述したように、お店側は従業員の身元が分かる従業員名簿の作成が法律で義務付けられているのですが、この名簿を作るには、本籍地なども必要になるのです。したがって、本籍地が記載されていない身分証しかない場合には、「本籍地記載の住民票」など、本籍地が記載されている書類も別途用意するように求められるはずです。したがって、出稼ぎなどで遠方のお店に入店を考えた場合、何が必要になるのかを事前に聞いておかなければ、書類の不備で雇ってもらえない…なんて結果になることもあります。
セクキャバなどで働きたいと考える場合、基本的に「顔写真、名前、生年月日、住所」が載っている公的な身分証が必要になります。ただし、中には顔写真付きの身分証が用意できない…という方もいると思うのですが、こういった場合は事前にお店に相談してみましょう。中には、高校の卒業アルバムや学生証などを身分証として扱ってくれる場合があります。
ナイトワークで提出する身分証は、上記の情報があれば問題ないので、パスポートなどを用意しておけば、他の書類は必要ありません。一般的な、身分証の組み合わせをご紹介しておきますので、どれが用意できるか考えてみましょう。
☑ 運転免許証と4ケタの暗証番号2つ
☑ 運転免許証と本籍地記載の住民票(戸籍謄本・抄本代用可)
☑ パスポートのみ
☑ 在留カードのみ(永住者、定住者であり、在留制限なし、または在留期間が3ヶ月以上。職種は就労制限なしとあること)
☑ 特別永住者証明書
ナイトワークで提出を求められた場合の提出パターンは上記のようになります。
ちなみに、資格がない外国人の方がセクキャバなどで働いていることが発覚した場合、その外国人の方は不法就労に当たります。その場合、その方は一発アウトで強制退去、所謂強制送還されてしまうことになりますので注意しましょう。なお、この場合には、不法就労させた事業主も『不法就労助長罪』を問われ、3年以下の懲役または300万円以下の罰金に処せらてしまうのです。
このような理由もあり、まともなセクキャバ店であれば、身分証の提出を絶対としており、提出しない人は雇ってもらえないわけです。
『身分証不要』のお店は危険です!
ここまでの説明で、セクキャバなどのナイトワークで身分証の提出を求められる理由がわかったと思います。セクキャバ側からすれば、従業員を雇う場合には「身分証明書の提出」が法律で決められているわけですので、これを破ることは本来できないのです。
しかし、中には「身分証が無くても働けますよ」などと言うお店があるのも事実です。ここではっきりと言っておきますが、そのようなお店は、『違法行為をしているお店』であり、確実に悪質なお店ですので絶対に入店しない方が良いです。身分証がいらないというお店は、未成年でも働けるということであり非常にリスクのあるお店なのです。また、法律で決められた身分証を揃えなくても良い…例えば「保険証1枚で良いですよ。身分証には間違いないので。」などと言っているお店もかなり危険なお店ですので、注意しましょう。
こういったお店で働いてはいけない理由は、そもそも違法状態で運営しているお店ですので、いつお店が摘発されて働ける場所がなくなるか分からない…という理由が大きいです。他にも、そもそも違法状態で女の子を働かせるお店ですので、売春行為を強要されたり、求人情報に書かれていたお給料を払ってくれない…なんてことは当たり前のように起きてしまうのです。もちろん、お店が摘発されたとしても、働いている女の子が捕まってしまい、前科がつくなんてことはないのですが、それでも長時間警察に色々聞かれることになりますし、精神的ストレスは半端なものじゃありません。
セクキャバなどのナイトワークを働くときには、面倒に思うかもしれませんが、身分証の提出をきちんと求めて来るお店の方が安心で安全に働くことができると覚えておきましょう。
まとめ
今回は、セクキャバなどのナイトワークで働くときに、身分証の提出を求められる理由についてご紹介してきました。
今までナイトワークで働いたことが無い人であれば、セクキャバの面接を受ける際に「身分証を必ず持ってきてください」とお店に言われることが、何か怪しい…と不安に思ってしまう人が多いと耳にします。確かに、お店で働くだけなのに、顔写真付きの身分証や本籍地、パスポートなどと言われると、仰々しくて不安になってしまう…というのも理解できます。しかし、ナイトワークは、法律で従業員の名簿を作らなければならないと定められており、身分証の提出を求めるのは法律に従ってのことなのです。つまり、「身分証がないと雇えませんよ」と言っているお店は、意地悪しているわけでもなく、悪用しようと考えてあなたの身分証を手に入れようなどと考えているわけではないのです。それどころか、きちんと真面目に法律を守ってお店の運営をやっていこうと考えている優良店の証拠なのです。
はっきりというと、女の子を集めることを考えた場合、身分証の提出を求めない方が簡単に集めることは可能です。しかし、それをせずにきちんと法律通りにお店を運営することは、結果的に女の子の働き場所を守っていくことにもつながるのです。逆に、身分証の提出を不要としているようなお店は、そのような事を考えず、手っ取り早く女の子を集めようとしているわけで、そのようなお店は違法行為と分かった上で行っているのですから、まともなお店な訳がありません。
この記事からも分かるように、『身分証の提出』は、そのお店がまともなお店か、悪質なお店なのかを判断するポイントになります。絶対に身分証の提出を求めるお店を選ぶようにしましょう。